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世界中の踊り子と本場高知のよさこい祭りへ参加したい!|叶えたい「夢」のためによさこいアンバサダーが今、伝えたいこと。



Text by 田中恵美子(@4351ambassador

 

yosariの読者の皆さま、初めまして。

高知県のよさこいアンバサダーの田中恵美子と申します。

 

私はカナダのトロント市で日本語学校を営みながら、よさこい踊りを世界に広げる活動をしております。エネルギッシュで観ている人々を元気にしてくれるよさこい踊りに魅了され、よさこいを始めて12年になります。

これまでにカナダの桜舞トロントとポーランドの3都市に支部がある桜舞ポーランドの立ち上げをいたしました。

桜舞ポーランド

 

そして、その功績を認めていただき、2016年に高知県知事より「高知県よさこいアンバサダー」に任命されました。

 

その後、よさこいチームがない国によさこいを広める「よさこいマイスター」に登録をし、ハンガリーのブダペスト市でよさこい連純恋(すみれ)を立ち上げました。

ハンガリーよさこい連純恋(すみれ)

 

現在はカナダのトロント市で始めた新チーム「カナダよさこい連奏楓(かえで)」の代表もしております。

カナダよさこい連奏楓(かえで)

 

そして2018年、”鳴子一つあれば言葉や文化の壁を越えられる、世界中誰もが楽しめるよさこい踊り”を世界へ広めるために、「桜舞ポーランド国際チーム」を立ち上げ、世界12ヶ国・地域から集まった63名の踊り子と高知のよさこい祭りに参加いたしました。

 

私は海外に移住して11年目になりますが、華やかな衣装で元気よく舞うよさこいのファンは世界中に年々増えていき、現在世界20か国以上によさこいチームがございます。

高知はそんな海外の踊り子にとって”よさこいの聖地”であり、憧れの祭りです。

そんな本場のよさこいを海外の踊り子たちにも経験させてあげたい!という気持ちで立ち上げた「桜舞ポーランド国際チーム」ですが、その取り組みは大成功に終わり、65年のよさこい祭り史上初の”海外から参加の国際チーム”として数々のメディアに取り上げていただき、よさこいのグローバル化の大きな一歩を踏み出すことができました。

 

私の夢は【よさこいで世界を平和にすること】です。

世界中には沢山の問題があり、日々悲しい事件が起こっているのが現実ではありますが、世界中から集まった国際チームの踊り子たちがよさこいを踊っている時は、そんな国と国の確執から離れて皆の心が一つになれれば、世界が平和になればと思っています。

 

国際チームの立ち上げと、よさこいのグローバル化に向けて。

2018年は私が代表を務めている桜舞ポーランドが中心となり「桜舞ポーランド国際チーム」としてよさこい祭りに参加しましたが、2019年は更に多くの海外チームを迎え、新体制の国際チームとして高知のよさこい祭り参加を目指す活動を行っています。新チーム名につきましては12月下旬に発表予定です!

私たち国際チームの特徴としては、代表や運営陣はいますが、基本的に全てを踊り子に共有し一人一人の能力を発揮できるチームを目指しています。

 

現在、私たちの踊り子専用のFacebookページには世界10か国以上から100名を超すメンバーが参加しております。

踊り子たちの職種は本当に様々で、私のように日本語教師もいれば、ウエブデザイナー、翻訳家、建築家、エンジニア、ITコンサルタント、公務員、シェフ、音楽家、弁護士もいたりします。

基本的にやり取りは英語と日本語ですが、ポーランド語、ハンガリー語、ドイツ語、フランス語、マレーシア語、中国語などその他の言語もできる踊り子も多いです。

こんなに多種多様な才能を持ったグローバルなチームは世界中を探してもなかなかないんじゃないでしょうか。

 

国際チームが抱える問題と、それでも本場のよさこいを経験したい踊り子たち。

そんな私たち国際チームですが、私たちが常に抱えている問題は、海外チームだからこそかかる莫大なよさこい祭りの参加資金です。

2018年に桜舞ポーランド国際チームが63名で高知のよさこい祭りに参加するために、約1000万円のお金が動きました。

 

なぜそんなにものお金が動いたか、ですが、まずは一人一人にかかる旅費が大きく、チームとして大きな資金が必要なのは地方車制作です。海外から高知のよさこい祭りに参加するためには旅費などを含めて1人当たり30万円はかかります。

参加国によっては経済的な格差がある国も多く、例えばポーランドの年収は日本の3分の1ぐらいです。ポーランドの踊り子にとって30万円は、日本人が90万円かけて海外のお祭りに参加する感覚と同じです。

 

それでも自分たちが愛して止まないよさこいのために海を越えて高知へ行く。彼らは1年かけて旅費を貯め、そしてチーム資金を作るために自らが動いています。

 

目指すのは踊り子自らが資金を作るチーム。

私たちは現在、こちらのクラウドファンディングのキャンペーンを行っており、応援して下さっている皆さまからのご支援を募っています。

世界中の踊り子と本場高知のよさこい祭りへ参加したい!(クラウドファンディングサイト「Readyfor」):https://readyfor.jp/projects/yosakoi

 

しかしながら、ただご支援を募るだけでは国際チームを今後長く続けて行くために資金を作って行くことはできません。

その為に世界中の踊り子たちが力を合わせて、自分たちでどうしたら資金集めができるのかを話し合い、各国でチャリティキャンペーンを行っています。

 

例えば私が住むカナダのトロントでは、週に一度日本語と英語を練習するラングエッジエクスチェンジミーティングを開催しています。

英語と日本語を教え合う会を開き、その参加費を国際チームの資金として寄付しています。踊り子たちも自ら会の運営をしながら参加し、英語や日本語を一生懸命学んでいます。

 

その他の国ではイベントでのよさこい演舞の際にチャリティーを行ったり、ITに長けたメンバーがよさこい専用のSNSサイトよさピック を立ち上げて、世界中の踊り子たちと交流をしながら、そこで得られた広告収入をチームの資金として寄付してくれています。

 

この記事を読んで下さった皆さま、もし国際チームの活動にご興味を持って下さったら、お力を貸していただけませんか?

現在私たちが集められた資金は96万円。目標である150万円まで残り半分を切りました。クラウドファンディングキャンペーンの期限は1月11日です。

 

情けないですが正直まだまだ目標とする資金には不十分で、チームとして成り立たなくなってしまう可能性もあります。

簡単にご支援いただけるものでないことは十分に承知しておりますが、もし少しでも私たちの理念や活動に共感していただけましたら、わずかながらでもお力をお貸しいただけたら大変幸いです。

世界中の踊り子と本場高知のよさこい祭りへ参加したい!(クラウドファンディングサイト「Readyfor」):https://readyfor.jp/projects/yosakoi

 

どうか皆さまのご支援・ご協力をお待ち申し上げております。

そして、世界中の踊り子たちと一緒によさこい祭りに出たい!と思って下さる踊り子さんも大募集しています!何でもお気軽にお尋ねいただけたら幸いです。

 

よさこいアンバサダーとして世界中の踊り子と共に挑んだ本場高知のよさこい祭り。

さて、最後に今年の私が体験した、高知のよさこい祭りについて少し書かせて下さい。

このプロジェクトは実行するまでに2年かかりましたが、その軌跡を少しでも知っていただけたら嬉しいです。

 

こちらが私たちのPVです。

 

2018年、世界12ヶ国から63名の踊り子が高知に集まりました。

4カ月に渡り見本の動画を頼りに練習を重ねた踊り子たちが集まったのは8月6日。本番までの練習は3日間だけでした。言葉も文化も違う踊り子たちが心を合わせて踊ることができるのか心配な気持ちで一杯でしたが、そんな心配は練習が始まったらすぐに吹き飛びました。

会ったこともない言葉も文化も違う踊り子たちが、よさこいを通して自然と笑顔になって、心を一つにしようとしていたからです。

 

そして本祭が始まると、彼らはキラキラとした笑顔で輝いて踊っていました。今まで経験したこともない暑さの中、全国大会が終わるころには皆、涙と笑顔でぐちゃぐちゃになりながらも最後まで諦めずに踊り切った彼らを私も涙なしに見ることはできませんでした。

 

高知を出る際には別れを惜しんで泣いてしまう踊り子が殆どで、誰もが口をそろえて「素晴らしい体験だった!この経験は自国で待っているチームの踊り子たちに伝えて、世界にもっとよさこいを広げられるように頑張りたい!」と言っていました。

 

よさこいアンバサダーになってから、漠然と抱いていた本場高知での演舞。そんな淡い想いが現実になるまで、2年かかりました。2018年に入ってから半年間はほぼ休みなしで、睡眠時間を削って準備に没頭して来ました。

代表として、海外からの踊り子たちの踊りの指導、日本に行った事がない踊り子たちへのフォロー、宿の手配、日本語と英語での書類の準備等、やることは山のようにあり、終わりが永遠に見えないのではないか、と途方に暮れる事が何度もありました。

 

ただそんな時に私を支えてくれたのは、大切な仲間であり、高知でサポートして下さっているスタッフの皆さん、そして私たちの活動を応援して下さっている方々からのあたたかい応援でした。

 

私はこの2年間、途方もない作業や準備の中で、その先に見える景色を楽しみにし前に進んで来ましたが、実際に見えた景色は想像を遥かに超え、ただただ素晴らしいものでした。

誰もがやったことがない事を始めるのはとても怖いことでありますし、不安な気持ちもありましたが、私は何事も諦めずに進めばどんな形にしても光が見えて来るといつも信じています。

怖いもの知らず、無鉄砲、と言えばそうかもしれませんが、私に夢を与えてくれた、人生の輝きを見せてくれたよさこいに恩返しがしたい、その気持ちを持っていれば何も恐れることはなかったと思います。

 

よさこいの国際化の取り組みはまだ始まったばかりではありますが、2020年のオリンピックを控えた今だからこそ推進するべき活動だと私は信じています。

素晴らしい経験をくれたよさこいに、そして今年、私たちをあたたかく受け入れて下さったよさこい祭りに関わる全ての皆さまに心から感謝しています。

2020年のオリンピックでのよさこい演舞が実現する様に今後のよさこいのグローバル化を目指し、来年はパワーアップした国際チームメンバーを引き連れて高知に帰って参ります。

 

私のよさこいとの絆はこれから更に深く長いものになっていくと思いますが、人生の中で掛け替えのない大切なものに出会えたことを日々幸せに思っております。

 

世界中の踊り子と本場高知のよさこい祭りへ参加したい!(クラウドファンディングサイト「Readyfor」):https://readyfor.jp/projects/yosakoi

よさこいアンバサダー 田中恵美子:https://yosakoiambassador.com/

 

 

Text by 田中恵美子(@4351ambassador

 

《 yosariへの寄稿について 》

ただいまyosariでは、寄稿記事を書いてくださる方を募集しています。

「地元のお祭りや自分のチームをもっと広めたい!」「よさこいについてもっとたくさんの人に知ってほしい!」という方はもちろん、お祭りやよさこいに対して深い愛情と情熱を持っている方に編集部としてもぜひ記事を書いていただきたいと考えています。

もし寄稿記事を書いてくださる方は、ぜひともこちらのContactページよりお問い合わせいただきますようお願い致します。よさこい愛に溢れる方からのご連絡をお待ちしております。

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